本工法の耐震性の確認は誘導目地の有効性と誘導目地ひび割れ後の水密性の確認で行いました。

1. 誘導目地の役割
誘導目地は、マンホールに接続する管きょに、一定の深さの目地(内側に円周状の切り込み)を設け、地震時にこの部分が破断することにより、マンホール側と管きょ側が別々に動きやすくすることを目的としています。
2. 曲げ試験による耐震性の確認
誘導目地の効性の確認は、誘導目地を設けた既設管および更生管を用いて2点支持1点積荷試験による曲げ試験と、マンホールと管きょを接続したモデルに荷重を掛けた曲げ試験にて確認しました。


既設管による曲げ試験の概略図


呼び径250既設管による曲げ試験


マンホールと管きょを接続したモデルによる曲げ試験概要図


更生(自立管)した一体モデルによる試験状況
 
一体モデルによる曲げ試験後の状況
(誘導目地に沿ってひび割れが発生)

水密性の確認は、誘導目地に設置したミニマグマの地震動に対する水密試験によって確認しました。
地震によってにひび割れた誘導目地が、レベル2地震動による水平方向や屈曲による抜出しに対して、既設管については外水圧0.10MPa、更生管(自立管)と一体モデルについては内水圧0.10MPaの水密試験で3分間圧力保持し、漏水の有無で水密性の確認を行いました。


水密試験装置 概略図


複合水密試験概略図 (呼び径250既設管)


外水圧による複合水密試験状況(既設管)

「管きょ更生工法の耐震設計の考え方(案)と計算例」(社)日本下水道協会 平成21年度版に基づき、更生管におけるレベル2地震動による最大抜出し量の確認を行いました。


複合水密試験概略図 (呼び径250更生管 [自立管] )


水平抜出し (0-0) → (110-110)
 
複合抜出し (110-110) → (110-140)


一体モデルによる内水圧水密試験装置概要図


一体モデルによる水密試験状況 (内水圧0.1MPa)

・マグマロック工法mini・NGJの水密試験結果一覧表
  管 種 呼び径 抜出し量の設定 抜出し量(mm) 水圧 判定
単体 既設管 250 水平抜出し 30mm
(呼び径400以上は37mm)
かつ屈曲角0.9°
(0-0) → (30-35) 外水圧
0.1MPa
合格
更生管
(自立管)
250 水平抜出し 110mm
かつ屈曲角2.4°〜 6.8°
(0-0) → (110-140) 内水圧
0.1MPa
合格

  管 種 マンホール 呼び径   水圧 判定
1体モデル 既設管 1号 250 曲げ試験により誘導目地が
ひび割れた状態
外水圧
0.1MPa
合格
更生管
(自立管)
1号 250 曲げ試験により誘導目地が
ひび割れた状態
内水圧
0.1MPa
合格


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